May 31, 2022 15:57 Asia/Tokyo
  • イランで、ホメイニー師逝去33周年記念日にちなんだ儀式の準備が進む
    イランで、ホメイニー師逝去33周年記念日にちなんだ儀式の準備が進む

イラン・イスラム共和国の建国者・故ホメイニー師の逝去記念行事が、今年は新型コロナウイルス関連の衛生プロトコルを厳守した上で、2年ぶりに直接対面式で開催される予定です。

イラン暦ホルダード月14日にあたる6月4日は、ホメイニー師の逝去記念日とされています。

来月4日のこの記念すべき日には、現在のイランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師が演説を行うことになっています。

この日を間近に控え、テヘラン市南部にあるホメイニー霊廟には30日月曜、イスラム教徒はもちろん、ユダヤ教徒やキリスト教徒、ゾロアスター教徒など、複数の啓示宗教の信者らも多数参集して、ホメイニー師への敬慕の念を示しました。

また31日火曜には、パレスチナ・イスラム聖戦運動の幹部の1人シェイフ・ヘズル・ハビブ氏は国際通信イランプレスのインタビューに対し、「ホメイニー師の思想はこれまでどおり、イスラム共同体の中にしっかり根付き、影響を及ぼしている」と述べています。

1989年6月4日、ホメイニー師は不屈の精神に満ちた波乱万丈の生涯を閉じました。

ホメイニー師は1963年より、当時の専制的な王制やイランに対するアメリカの内政干渉との闘争を開始しましたが、その結果王制側によりまずトルコに、その後はイラクに追放されました。

しかし、イラクに追放されていた13年間においては、多数の門下生らの教育に当たるとともに、王制の腐敗した体質やイランにおけるアメリカの違法な欲望を徹底的に暴露し、啓発的な情報の発信により、1979年のイスラム革命勝利の基盤を打ち立てました。

最終的に、ホメイニー師の聖なるフランス移住と闘争のクライマックス、さらにはイランへの凱旋帰国の後、1979年2月11日にイスラム革命は最終的な勝利の栄冠に輝きました。

イスラム革命後も、1980年代の旧イラク・バース党が一方的にしかけてきたイラン・イラク戦争をはじめとした、国内外の敵や大国の陰謀をものともせず、ホメイニー師は当時の幾多の難局を乗り越え、イラン国民を威風堂々と勇敢に導いています。

 


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