イラン最高指導者が、ローマ法王へメッセージ発信
6月 01, 2022 15:14 Asia/Tokyo
イランのイスラム神学校連盟のアアラーフィー理事長が、訪問先のバチカン市国にてフランシスコ教皇と会談し、イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師の明白なメッセージを伝達しました。
イルナー通信によりますと、アアラーフィー理事長はこの会談で、「イラン最高指導者は、私の今回の訪問を知らされた後、ローマ法王であられる貴殿によろしくと挨拶を伝えたとともに、貴殿の経歴や南米諸国との関係を賞賛し、さらに、イスラム・キリスト教間の関係におけるご高配や、抑圧された人々の擁護に関して貴殿がとられた立場を賞賛した。我々イラン人は貴殿に対し、これまでどおり世界の被抑圧民、特にパレスチナとイエメンの国民の擁護に向け尽力され、透明性のある明快な立場をとられることを期待している、と強調した」と述べています。
また、「イラン最高指導者は、パレスチナ国民の擁護において策が講じられ、その解決策が、すべての啓示宗教の信者を含むパレスチナ国民、すなわちパレスチナの本来の住人全員による選挙や、住民の全住民投票に基づくパレスチナ統治体制発足に基づくものであることを期待している」としました。
一方、フランシスコ教皇も、「貴国の最高指導者および、宗教界の要人の方々によろしく伝えていただきたい。我々も、貴国の最高指導者の仰る内容を正当なものと認めている」と語っています。
ちなみに、フランシスコ教皇はアルゼンチン出身で、同国の首都ブエノスアイレスの補佐司教を歴任しました。
アアラーフィー理事長は、宗教界の要人や宗教学センター機関の招聘により、イタリアとバチカンを訪問しています。