アルゼンチン、「ベネズエラ機の搭乗者にイラン革命防衛隊員はいない」
6月 16, 2022 18:15 Asia/Tokyo
アルゼンチン当局が、「わが国が拘束したベネズエラ航空機の搭乗者に、イラン・イスラム革命防衛隊の関係者はいなかった」と表明しました。
アルゼンチンでベネズエラのボーイング747貨物機が押収されてから1週間後、アルゼンチン当局は、同機の19人の搭乗者の中にイラン革命防衛隊ゴッツ部隊の隊員は1人もいなかったと発表しました。
当初この航空機はイランとつながりがあるとの主張がなされていました。
英ロンドンに本社を置く汎アラブ系メディア「アルアラビー・ジャディード」によりますと、アルゼンチンのアニバル・フェルナンデス公安大臣は「イラン革命防衛隊のメンバーの1人に類似した名前の搭乗者が1人いるだけである」と語りました。
先週、イランのマーハーン航空機1機が、理由不明のままアルゼンチンの空港で押収され、乗員らはパスポートを没収されました。
この期間中、イラン国外のペルシャ語メディアは、問題の航空機に搭乗していたのが革命防衛隊ゴッツ部隊のメンバーで、機内に武器を持ち込んでいたと主張していました。
こうした中、アルゼンチン空港警察の正式な見解として発表されたところによりますと、複数の治安組織による航空機の検査の結果、機内に積み込まれていた貨物はある自動車メーカー向けの自動車部品だけだったことが判明したということです。
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