岸田首相が涙の会見、安倍元首相の死亡に
(last modified Fri, 08 Jul 2022 17:01:56 GMT )
7月 09, 2022 02:01 Asia/Tokyo

岸田文雄首相が安倍元首相の突然の死に、首相官邸で会見し、「偉大な政治家を、こうした形で…重ね重ね残念」と胸の内を語りました。

日本の報道各社によりますと、安倍晋三元首相(67)が日本時間の8日金曜午前に奈良市内の路上で街頭演説をしていた際に銃撃され、同日午後に死亡が確認されたことを受け、岸田首相は同日午後6時すぎ、首相官邸で会見しました。

この中で岸田首相は目を赤く腫らし、記者

団に対し、「どうか一命を取りとめていただきたいと祈っておりましたが、祈りのむなしく、こうした報に接することになってしまったこと、誠に残念であり、言葉もありません。心よりご冥福をお祈りしたいと思います」と哀悼の意を示しています。

特に安倍氏の首相在任期間が8年8カ月と、憲政史上最長だったことについて、「卓越したリーダーシップ、実行力で厳しい内外情勢に直面する我が国を導かれました。我が国が長年、苦しんできたデフレからの脱却を目指した3本の矢からなる経済政策。国際情勢が厳しい中で、自由で開かれたインド太平洋に向けた取り組み、平和安全法制の整備など、我が国の、世界に平和と安定のために努力され、その礎を築かれた」と敬意を表しています。

また、岸田首相は安倍氏とは同期であることからも、「国会議員になってからも同僚議員として、安倍内閣を支えるいち閣僚として、多くの時間をともにした、よき友人でもありました。この国を愛し、常に時代の一歩先を見通し、この国の未来を切り開くために、大きな実績をさまざまな分野で残された偉大な政治家を、こうした形で失ってしまったこと、重ね重ね残念でなりません」と無念さをにじませました。

 

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