四足歩行犬ロボットが実験、林業の人手不足解消に大きな期待
7月 17, 2022 15:07 Asia/Tokyo
最近四足歩行犬型ロボットが開発され、日本の林業の人手不足解消につながる可能性があるとして、俄かに期待が高まっています
森林総合研究所(茨城県つくば市)とソフトバンク(東京)は先月28日、四足歩行ロボットの林業への導入を探る実験を、同市松の里の同研究所構内の築山で行い、報道陣に公開しました。
この四足歩行ロボットは急な斜面を自由に上り下りでき、苗木など荷物を運んだり、山林の巡回や監視などを行います。
今までのロボットと比べて木の切り株を乗り越えられ、小回りが利くのが特長です。
国内の林業は、担い手の高齢化や人手の負担の重さが大きな課題となっており、木の伐採面積に対し、再造林率が低くとどまっています。森林研究・整備機構とソフトバンクは、苗木や防鹿柵の運搬、森林の各調査計測などをロボットに代替させ、人力作業を軽減したい考えです。
同研究所の宇都木玄研究ディレクターは「林業でロボットが何ができるかを確かめ、将来の開発に向けて検証していきたい」と期待を寄せています。
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