奈良地裁が、山上容疑者の精神鑑定実施を容認
(last modified Sat, 23 Jul 2022 07:46:24 GMT )
7月 23, 2022 16:46 Asia/Tokyo
  • 山上徹也容疑者(41)
    山上徹也容疑者(41)

安倍元首相銃撃事件で、奈良地裁が山上徹也容疑者(41)の精神鑑定の実施を認めました。

日本の報道各社が23日土曜、報じたところによりますと、山上徹也容疑者は今月8日、奈良市で安倍元首相を手製の銃で撃ち殺害したとして、すでに逮捕・送検されています。

犯行の動機には論理の飛躍もみられることから、奈良地検は、責任能力の有無を調べるための精神鑑定を行う鑑定留置を奈良地裁に請求していました。

捜査関係者によりますと、この請求は22日金曜付けで認められたということです。

このため、山上容疑者は近く身柄を病院などに移され、専門家による精神鑑定が行われる見通しです。

鑑定留置の期間は11月下旬までで、奈良地検は山上容疑者の精神鑑定の結果を踏まえて起訴するかどうか判断するとみられています。  

また、山上容疑者が「火薬を乾かすため」として、去年3月から約半年間、奈良県内でアパートを契約していたことが新たに判明しました。

警察はこのころから火薬などの製造を始めていたとみて捜査中です。

今月8日、安倍元首相が奈良市で街頭遊説中に山上容疑者に銃撃され、死亡しました。

これまでの警察の調べで、山上容疑者は、母親が多額の献金をしていた旧統一教会に恨みを募らせ、教会と繋がりがあると思った安倍元首相を銃撃したとみられています。

 


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