日本;外国人観光客受け入れ再開も実際の入国者は1か月で約1500人のみ
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日本が外国人観光客の受け入れを再開してから1か月余りが経過したものの、実際に入国した外国人観光客はおよそ1500人にとどまっていることが判明しました。
(last modified 2025-06-25T12:06:53+00:00 )
7月 24, 2022 18:25 Asia/Tokyo
  • 外国人観光客
    外国人観光客

日本が外国人観光客の受け入れを再開してから1か月余りが経過したものの、実際に入国した外国人観光客はおよそ1500人にとどまっていることが判明しました。

NHKが24日日曜、日本の出入国在留管理庁の発表として報じたところによりますと、入国者のおよそ6割は日本人で、外国人はビジネス目的や留学生などが多く、観光ビザを取得して入国した外国人観光客は、7月10日までの1か月間で合わせておよそ1500人にとどまっていることがわかりました。

また今月10日までの1か月間余りの入国者は全体で48万4000人余りで、平均すると一日あたりおよそ1万2000人と、2万人の上限の6割程度となっています。

出入国在留管理庁や観光庁などによりますと、観光客が増えない理由として現在はすべての国でビザの取得とコロナの陰性証明の提出が必要で、手続きに時間と手間がかかることや、現状はツアー客に限定されるため個人旅行を好む欧米からの観光客の入国が低調なことなどが考えられるということです。

実際、外国人観光客の中には日本での観光は制約が多いとして旅行を取りやめたり入国の緩和が進んでいるほかの国に行き先を変更したりする動きも出ています。

専門家は「入国の手続きがかなり厳しく、きちんと検疫体制をとっていることの表れだ。新型コロナの感染拡大の中で国民が受け入れを納得する環境を作ることが必要だ」と指摘しています。

こうした現象について、観光庁は「インバウンドなどの本格的な回復を図る中で、1日2万人の入国者の上限やビザの免除措置の再開などが課題になってくると旅行業界から強い要望が出ている。要望を受け止めて水際対策の今後のあり方について政府として引き続き検討したい」と話しています。

日本への外国人観光客の受け入れは、新型コロナ関連の対策で2年余りにわたって中断されていましたが、政府は6月10日から98の国と地域からのツアー客を対象に受け入れを再開していました。

 


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