上皇さま心不全と診断 、現在は改善
7月 26, 2022 17:20 Asia/Tokyo
宮内庁は、現在88歳の上皇さまが右心不全と診断され、薬を服用するなどして、現在は改善しつつあると発表しました。
上皇さまは、胸部レントゲンにより心拡大、胸水貯留が認められたことから、おととい、東大病院で、心臓MRI検査を受けられ、その結果、心臓の右心室と右心房をつなぐ弁が閉じにくくなる三尖弁閉鎖不全による右心の心不全と診断されたということです。
上皇さまは、先月末から、薬を服用されるなどして、現在、右心不全の所見は改善しつつあるということです。
上皇さまは、10年前、狭心症と診断され、心臓の冠動脈のバイパス手術を受けられましたが、今回の診断との関連は見られないということです。
現在、朝と夕方に行っている散策の時間を短くするなど運動を控えめにしていますが、そのほかの日常生活に制約の必要はなく、今後も入院などはせず、お住まいで薬の服用などの治療を続けられるということです。
上皇さまは2019年4月30日に退位し、当時の皇太子徳仁親王が5月1日に新天皇に即位しました。
日本での天皇の譲位は202年ぶりで、それ以来明仁陛下は「上皇」に、美智子さまは「上皇后」となっています。
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