北朝鮮が、日本政府閣僚の靖国参拝を強く非難
(last modified Wed, 17 Aug 2022 06:50:04 GMT )
8月 17, 2022 15:50 Asia/Tokyo

北朝鮮が、日本政府閣僚の靖国参拝を強く非難しました。

韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、北朝鮮外務省は16日火曜、同省のウェブサイトに掲載した日本研究所の研究員名義の文で、首相をはじめとする日本政府の高官が戦争犯罪者を合祀(ごうし)する靖国神社に供物奉納や参拝を行ったことを強く非難しています。

この研究員は日本の政治家が靖国神社を参拝することについて、軍国主義を復活させようとするだけでなく、日本が平和の道に進むことを願う国際社会の要求に挑戦する犯罪行為と指摘しました。

また、戦犯国であり敗戦国である日本は過去を清算していない唯一の国とし、日本の政治家が歴史の真実と正義を踏みにじり、軍国主義を復活させようとすれば、国際社会でさらに孤立し破滅を招く、などと主張しました。

なお、日本政府高官らによる今回の靖国参拝に関しては、すでに韓国が「深い失望と遺憾の意」を示しているほか、在日中国大使館も強い抗議の意を表明しています。

日本の報道各社によりますと、岸田文雄首相は今月15日、「自民党総裁」名義で私費により靖国神社に玉串料を奉納しました。

同日はさらに、高市早苗経済安全保障担当相、秋葉賢也復興相、自民党の萩生田光一政調会長も参拝したほか、今月13日には西村康稔経済産業相が、岸田内閣の現職閣僚として初めて靖国神社を参拝しています。

靖国神社にはA級戦犯が合祀されていることから、日本の近隣諸国はこの神社を日本の軍国主義のシンボルとみなしており、また日本政府関係者らによる靖国参拝はこれらの国の間で毎回物議をかもしています。

 


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