日本の古屋議連会長らが、台湾で蔡英文総統と会談
台湾を訪問中の日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」の古屋圭司会長(元拉致問題担当相)らが23日、蔡英文総統と会談しました。
共同通信が伝えてたところによりますと、蔡総統はこの会談で、ウクライナ情勢や中国の大規模演習に触れ「権威主義に立ち向かうため、国際社会は協力していく必要がある」と強調しました。
一方の古屋氏は「台湾海峡の平和と安定は日本や国際社会の安全保障にとって重要だ」としたうえで、軍事圧力を強める中国を批判し、中国による現状変更の動きを阻止する必要があると強調しました。
古屋氏の訪台は、2020年9月の故李登輝元総裁の告別式以来になります。
フォーカス台湾によりますと、古屋会長を団長とする日本の超党派議員団は昨日22日、台北市の行政院庁舎で蘇貞昌行政院長(首相)とも会談しました。蘇氏はその中で、台湾周辺での中国の軍事演習に対して日本の外相や防衛相が懸念を表明したことに触れ「日本政府のこのような態度は非常に必要」と述べました。
蘇氏はまた、古屋氏らの訪台に歓迎を表明し、日華議員懇談会が今年3月の年次総会の決議文で、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、台湾のWHO世界保健機関への参加やTPP環太平洋経済連携協定への加入に対する支持を表明したことに謝意を述べました。
中国は、台湾を自国の領土の一部と見なしていますが、台湾が独立を求めアメリカがそれを支援していることにより、この数年のうちに、この三者の間の緊張はよりはっきりしたものになっています。
アメリカからは、今月2日にペロシ下院議長が、さらにその2週間後には議員代表団が台湾訪問を行っており、中国とアメリカ・台湾の間では緊張が増大しています。
中国はペロシ氏の訪台以降、台湾付近での軍事演習を増やしており、一方の台湾当局は、このような中国の行動を非難していました。このような中、先日には中国海事局が声明で、同国東部浙江省沖の東シナ海上で新たな演習を行う予定であると発表しています。

