日本の気象庁が、小笠原の海底火山「海徳海山」周辺に噴火警報
8月 24, 2022 15:21 Asia/Tokyo
日本の気象庁が、東京都小笠原諸島・硫黄島の海底火山周辺の海域に噴火警報を発表しました。
日本の報道各社によりますと、気象庁は23日火曜、小笠原諸島・硫黄島の北西約150キロにある海底火山「 海徳海山 」付近で海水の変色が確認されたとして、周辺の海域に噴火警報を発表し、付近を航行する船舶に警戒を呼びかけています。
噴火警報の正確な対象は東京都小笠原村で、気象庁は、海底噴火した場合には軽石などの浮遊物にも注意するよう求めています。
この問題に関しては今月19日に漁業関係者から連絡があり、23日に海上保安庁が航空機で黄白色の変色を確認しました。
しかし、軽石など浮遊物は確認されず、現段階では噴火は起きていないとしています。
気象庁によりますと、海徳海山は1984年に噴火し、噴煙や軽石の噴出が確認されていました。
小笠原諸島の海底火山では、硫黄島北約70キロの「 噴火浅根 」でも今年3月下旬から噴火警報が出されています。
また2021年8月には、南硫黄島近くの「 福徳岡ノ場 」が噴火し、大量の軽石が沖縄や伊豆諸島に漂着していました。