ベネチア国際映画祭で、日本映画「LOVE LIFE」が上映
(last modified Tue, 06 Sep 2022 08:47:32 GMT )
9月 06, 2022 17:47 Asia/Tokyo

先月31日から始まった、世界三大映画祭の一つであるベネチア国際映画祭に日本映画も出品され、注目を集めています。

今回、特に注目されている日本映画は、コンペティション部門にノミネートされた深田晃司監督(42)の『LOVE LIFE』です。

この作品は、ミュージシャン・矢野顕子さんの楽曲「LOVE LIFE」をモチーフに、木村文乃さんと永山絢斗さん演じる夫婦の物語を描いたもので、日本では9月9日に劇場公開が予定されています。

深田監督は「この映画は、同名のタイトルの歌にヒントを得ています。かなり前にさかのぼりますね。この企画を思いついたのは20歳の頃、シンガーソングライター矢野顕子さんの『Love Life』を初めて聴いた時です。私は初めてこれにインスピレーションを受け、その後何度も何度も曲を聞いて、ストーリーを展開しました」と語りました。

また、「映画の中で孤独と死のテーマを探求することに着手した」とし、「陳腐に聞こえるかもしれませんが、主題は主に2つに分かれます。1つ目は遅かれ早かれ私たちは誰もがが死ななければならないということであり、2つ目は私たち全員に影響を与える問題としての『孤独』です。ですから、これらの問題について映画でどのように描写するか、映画に合う方法でそれらにアプローチする方法について、私はよく考えてきました」と述べています。

さらに、この映画の主演・木村文乃さんは、この映画への出演のために、手話を学ぶ必要があったとし、「日本では、昼食をとったり、友人や家族と一緒にいるとき、携帯電話の画面を見る、携帯に釘付けになることがよくあります。(しかし)手話を使って、人々の目、顔、しぐさを見る機会があり、またきちんとお互いを見て会話をするのは素晴らしいことだと思いました」と語りました。

また、「それは私にとって本当に重要なことであり、もっと多くの人がやるべきことだと思うので、このことがこの映画に出てくることは素晴らしいことだと思います」とコメントしています。

 


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