東京地検、東京五輪スポンサー「パーク24」を家宅捜索 疑惑範囲、拡大の一途
9月 08, 2022 15:17 Asia/Tokyo
東京五輪組織委元理事の高橋治之容疑者(78)が関与したとされる贈収賄事件で、東京地検特捜部は7日夜、大会スポンサーだった駐車場サービス企業「パーク24」を新たに家宅捜索しました。
朝日新聞によりますと、パーク24は2018年7月、大会スポンサーに選ばれました。組織委はスポンサー集めを電通に委託していました。関係者によると、パーク24のスポンサー契約は、電通から再委託を受けた広告大手「ADKホールディングス」が手掛けたということです。特捜部は7月、ADKホールディングスも家宅捜索しています。
パーク24は、JOC・日本オリンピック委員会の竹田恒和前会長が社外取締役を務めています。
東京五輪スポンサーをめぐる汚職に関しては、前日6日にも、出版大手・KADOKAWAの元社員2人が、高橋容疑者側に約7600万円の賄賂を支払ったとして逮捕されています。
毎日新聞によりますと、逮捕されたうちの1人である馬庭教二容疑者(63)は特捜部の調べに対し、高橋容疑者の知人が経営するコンサルタント会社「コモンズ2」に約7600万円を支払ったと述べ、この金がKADOKAWAのスポンサー選定に対する元理事側への謝礼目的だったと認めています。
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