人間国宝の平良敏子さんが死去、沖縄の「芭蕉布」の復興に尽力
9月 15, 2022 18:00 Asia/Tokyo
沖縄の伝統的な織物「芭蕉布」の復興に力を尽くした、人間国宝の平良敏子さんが死去しました。101歳でした。
NHKなど、日本の報道各社によりますと、平良さんは1921年に沖縄で生まれ、戦後は民芸運動の指導者である外村吉之助氏から織物について学びました。
その後沖縄に帰り、戦争で途絶えた状態になっていた「芭蕉布」の復興に力を尽くしてきました。
また1974年には「喜如嘉の芭蕉布」が、国の重要無形文化財の総合指定を受け、保存会の代表者に就任し、後継育成にも努めました。
平良さんはその技術と高い芸術性が評価され、2000年には国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されています。
なお、沖縄の地元紙・琉球新報によりますと、葬儀は16日金曜正午から沖縄県大宜味村の大宜味火葬場で営まれるということです。