10月 24, 2022 17:01 Asia/Tokyo
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政府・日銀が再び円買い・ドル売り介入を行った外国為替市場で、円相場が激しく動き、一気に4円近く円高が進みました。

日本の報道各社によりますと、日本時間の24日月曜午前8時30分すぎ、東京外国為替市場では1ドル149円60銭台で150円に近づいた直後、数分の間に145円台まで一気に4円近く円高方向に進んでいます。

先週21日の米ニューヨーク外国為替市場で円相場は、1ドル151円90銭程度まで値下がりしたあと、政府・日銀が介入の事実をあえて明らかにしないいわゆる「覆面介入」を実施したことで円相場は1ドル=144円台半ばまで一気に7円以上、値上がりしました。

また週明けの東京市場では24日朝も4円以上、変動する場面があり、市場では政府・日銀が市場介入を繰り返しているという見方が出ています。

市場関係者からは「“金曜日の深夜”というタイミングが異例だったが、けさも東京市場が本格的に始まる前、150円台目前に近づいていて、“朝イチ”で介入が行われた可能性が高い」との声も上がっていて、週をまたいでも政府・日銀の動きにマーケットは緊張しています。

こうした状況について、鈴木財務大臣は24日朝、財務省内で記者団の取材に応じ、「引き続き高い緊張感をもって為替の動向を注視している。投機によって過度に変動するということは、断じて容認できず、そういうときには必要に応じて必要な対応を取っていきたい」と述べ、今後も必要があれば市場介入も辞さないという姿勢を示し、投機筋をけん制しました。

 


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