北朝鮮、日本の軍国主義の口実
IRIBヴァガーリー解説員 日本の中谷防衛大臣が、北朝鮮の脅威に対抗するため、地対空誘導弾「PAC3」を配備することを明らかにしました。中谷大臣は、今後、北朝鮮が事前の予告なく弾道ミサイル発射を含むなんらの挑発行動に出る可能性は否定できないとし、そのため、日本の地対空誘導弾を3箇所に展開させたとしました。さらに、日本海と東シナ海に迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス艦を配備したことも明らかにしました。 こうした中、日本の2人の消息筋は、最近、「日本は、北朝鮮のミサイル実験に備え、自衛隊の態勢を整えている」と強調しました。日本の情報筋は、2日火曜、「北朝鮮は国連機関に対し、2月8日から25日の間に衛星を打ち上げると伝えた」としました。
東アジアの緊張は、1月6日、北朝鮮が水素爆弾の実験を行ったと発表したときから、再び高まっています。政治評論家は、北朝鮮によるミサイル、核・水爆実験は、アメリカ、韓国、日本が、東アジアでの軍事的な状況をさらに強化するための口実になっているとしています。この中で、長い間、軍隊を持ってこなかった日本は、北朝鮮の脅威への対抗を口実に、地域で有力な軍隊を作るとして、現在の状況を最大限に利用しようとしています。
日本と韓国の人々は、合わせておよそ8万人のアメリカ軍兵士の日本駐留の継続に強く反対しています。しかし、アメリカ政府は、北朝鮮を脅威を誇張し、日本と韓国における軍事駐留の継続を正当化すると共に、最新のミサイルをこれらの国に配備することで、その軍事的な立場を強化しようとしています。
アメリカのラッセル国務次官補は、北朝鮮がミサイルを打ち上げれば、アメリカは国連安保理を通じて北朝鮮に厳しい追加制裁を行使すると発言しましたが、この発言もそのような方向から捉えることができます。アメリカは、北朝鮮に対する制裁の行使、韓国などのアジア諸国との軍事演習の実施により、これまで以上に北朝鮮を脅かしています。このような状況により、北朝鮮政府は、アメリカとその同盟国に対してミサイルや軍事的な状況を強化せざるを得なくなっています。
政治評論家によれば、地域におけるアメリカ軍の強化は、北朝鮮政府以上に、中国をけん制するためのものだとしています。アメリカ政府は、北朝鮮の軍事的な脅威を口実に、ASEAN東南アジア諸国連合の加盟国を支援しており、アメリカにとって、フィリピンなどの一部の国の中国との領土問題は、中国への圧力を強めるための機会となっています。
いずれにせよ、政治評論家は、ここ数年のアジアの情勢変化は、朝鮮半島の非核化は武力では実現できないこと、アメリカをはじめとする全ての国の協力と、地域諸国の主権への尊重と最新の兵器の撤廃によってのみ、実現されることを示しているとしています。