11月 30, 2022 22:44 Asia/Tokyo
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盆踊りや念仏踊りといった、「風流踊」がユネスコの無形文化遺産に登録されることが決まりました。

北アフリカのモロッコの首都ラバトで開かれているユネスコ国連教育科学文化機関の政府間委員会は、日本時間の30日水曜午後7時ごろ、日本が提案した、盆踊りなど、お囃子に合わせて踊る民俗芸能「風流踊」について審議した結果、無形文化遺産への登録が全会一致で決まりました。

これらの「風流踊」は、衣装や持ちものに趣向をこらし笛や太鼓で、はやし立てはなやかに踊ることにより災厄をはらい、安寧な暮らしがもたらされることを願うという共通の特徴をもっており、盆踊や小歌踊、念仏踊りなど、24都府県の合わせて41件の伝統行事をまとめたものです。

この中には、優雅な踊りが披露される秋田県の「西馬音内の盆踊」や、岐阜県で伝わる太鼓踊りの「寒水の掛踊」、長崎県の「対馬の盆踊」などがあります。

これにより、国内では23件目の無形文化遺産となります。

ユネスコ日本政府代表部の尾池厚之大使は、登録決定後の演説で「これらの儀式の踊りのほとんどは、日本各地の非常に小さな地域社会で実践されてきたものです。こうした踊りが世界的に重要な遺産として認定されたことは、それぞれの地域で保存を担う人々を勇気づけることにつながるでしょう」とコメントしました。

 


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