イランの世界無形遺産が登録件数で世界第4位に
2月 06, 2025 20:41 Asia/Tokyo
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イランの古典神話を朗誦する少女
イラン伝統工芸・文化遺産・観光省のダーラービー次官は、ユネスコに登録されたイランの世界無形遺産の数が世界第4位に達したと明かしました。
【ParsTodayイラン】ダーラービー次官は5日、訪問先のイラン南西部シュ―シュ(スーサ)で、同国の世界無形遺産の登録件数が過去4年間で世界7位から5位に上がり、さらにここ数カ月新たに登録された遺産により計26件に達し、世界4位になったと明かしました。ダーラービー次官によると、無形遺産以外にも西部ハメダーン州にあるヘグマタネ(エクバターナ)古代都市が最近、世界遺産に登録され、「イランは有形遺産・自然遺産においても28件の登録で世界の上位10カ国に入っている」と語りました。
ダーラービー次官はさらに、持続可能な観光の発展と文化遺産の保護の必要性を強調し、「フーゼスターン州は来年、マルチメディア文化遺産制作番組の第4回国際フェスティバルを主催する予定であり、この重要なフェスタは、この州の豊かな歴史と文明のより多くの可能性を紹介する機会となる」と付け加えました。
無形文化遺産とは、長い年月をかけて過去の世代から受け継がれてきた文化的な産物やプロセスを指し、その多くは、歌謡、音楽、舞踊、演劇、職人技、料理、美術工芸、各種の祭礼などです。これらの文化形態は記録や録画はできるものの、物理的に定まった形はなく、博物館などの物理的な場所に保管することはできませんが、そこで使用されるツールやデバイスを通じて体験することが可能です。
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