12月 01, 2022 20:23 Asia/Tokyo
  • 日本の杉田水脈総務政務官
    日本の杉田水脈総務政務官

日本の杉田水脈総務政務官が、「国内の保育所での旧ソ連式洗脳教育」などとする発言を撤回し、謝罪しました。

NHKによりますと、杉田総務政務官は「子どもを家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をするという旧ソ連が共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデルを日本で実践しようとしている」という過去の投稿について謝罪し、撤回する考えを示しています。

30日水曜の参議院予算委員会で、立憲民主党の塩村文夏氏は、「陰謀論を流しており、撤回して記事を削除すべきだ」と発言していました。

これに対して杉田政務官は、「日本の保育事業とコミンテルンを結び付けて言及したことは事実を確認できず不用意な発言だった。つたない表現によって関係者に不快な思いをさせ大変反省している」と述べ、撤回する考えを示しました。

杉田政務官は自民党から立候補する前の2016年、保育所の待機児童問題などに関してインターネットのニュースサイトに「旧ソ連崩壊後、コミンテルンは息を吹き返しつつある。子どもを家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育をするという旧ソ連が共産主義体制の中で取り組み、失敗したモデルを日本で実践しようとしている」とする内容を投稿していました。

また、同じく2016年に自身のブログでは、国連の会議に参加した時のことについて「小汚い格好に加えチマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。同じ空気を吸っているだけでも 気分が悪くなるぐらい気持ちが悪く、国連を出る頃には身体に変調をきたすほどでした。はっきり言います。彼らは存在だけで日本国の恥さらしです」と投稿しています。 

もっとも、この投稿については立憲民主党の塩村議員から、「必要な人権感覚があるのか疑わしい」との指摘を受けたものの謝罪することなく、「まだ国会議員ではなく一般人であり、100人ぐらいの方々が私を取り囲んで罵声を浴びせた。このような感想を持つのはしかたがなかったと思っている」と反論しました。

 


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