12月 05, 2022 20:12 Asia/Tokyo
  • 反コロナワクチン団体
    反コロナワクチン団体

静岡県警公安課と焼津署など8署が5日、同県焼津市の新型コロナウイルス感染症ワクチン接種会場に押し入ったとして逮捕した男女8人の所属先とみられる、反ワクチン接種団体「神真都(やまと)Q会」本部などを家宅捜索しました。

静岡新聞が伝えたところによりますと、焼津署など8署と静岡県警公安課は1日、焼津市内のワクチン接種会場に押し入ったとして同会メンバーとみられる男女8人を逮捕しました。

逮捕容疑は、今年3月13日にワクチン接種の中止を求める目的で集団接種会場のしずおか焼津信用金庫焼津本部に侵入した疑いとなっています。

同市内では3月から4月にかけて、ワクチン接種会場に集団で押しかける抗議活動が相次いでいました。接種が中断する事態も発生し、医療従事者や接種者の間に不安が広がっていたため、市では焼津署と連携しながら警備員を配置するなど、警戒していました。

4月には、同会リーダー格の倉岡宏行容疑者が逮捕されています。同容疑者とメンバーは4月7日、「コロナウイルスは存在しない」などと叫び、11歳未満の子どものワクチン接種会場となっていた東京都内のクリニックに侵入し、現行犯逮捕されました。

神真都Q会は、コロナウイルスは存在せず、ワクチンは人類の遺伝子を変異 させるなどと主張しており、米国の陰謀集団「Qアノン」からの影響が指摘されています。

日本の新型コロナワクチン接種率は、首相官邸とデジタル庁をもとにした日経新聞のデータに基づけば12月1日時点で、1回接種完了者および接種率が1億440万8964人で人口の81.4%。2回完了が1億3千万907人で80.4%、3回が8437万9916人で67.0%となっています。

 


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