日本で自転車のヘルメット着用が、来年4月から「努力義務」に
12月 21, 2022 16:06 Asia/Tokyo
日本で、自転車に乗る人全員に、来年4月1日からヘルメットの着用の努力義務が課されることになりました。
日本の報道各社によりますと、自転車に乗る際のヘルメットの着用について、これまで日本の法律では、13歳未満の子どもを対象に保護者が着用させるよう努めなければならないとされていました。
しかし、自転車の事故が全国で相次ぐ中、利用者の安全を守るため、改正道路交通法の関連する政令が、20日火曜に閣議決定されました。
これに伴い、2023年4月1日から、年齢を問わず自転車に乗るすべての人にヘルメットの着用が努力義務化されることになりました。
また、法律では、自分が運転する自転車にほかの人を乗車させる場合も、ヘルメットを着用させるよう努めなければならないとしています。
警察庁によりますと、去年までの5年間に起きた自転車の事故では、ヘルメットを着用していなかったケースが着用していたケースより致死率が2.2倍以上に上ったということです。
これについて、着用は努力義務のため罰則などはありませんが、警察庁は、大人も含めて着用を習慣化することで事故による被害を最小限に抑えていきたいとしています。