東京市場で127円台前半、7カ月半ぶり円高水準
1月 16, 2023 16:51 Asia/Tokyo
東京市場で、約7ヵ月半ぶりの円高水準となる1ドル127円台が記録されました。
日本の報道各社によりますと、週明け16日月曜の東京外国為替市場の円相場は、1ドル127円台前半で取引され、一時は昨年5月下旬以来、約7カ月半ぶりの円高ドル安水準を付けました。
なお、日本時間正午現在は前週末比1円01銭円高ドル安の1ドル127円36〜37銭、ユーロは86銭円高ユーロ安の1ユーロ=138円40〜43銭となっています。
こうした背景には、日銀が大規模な金融緩和策の修正に踏み出すとの思惑から、円が買われドルが売られた前週末の流れを引き継いだことが挙げられます。
また、16日の国債市場では、長期金利は日銀が金融政策運営の上限とする水準を2営業日連続で突破し、日米金利差の縮小見通しから円買いが進みました。
こうした傾向について、市場関係者は「先週末にアメリカで発表された、消費者が予想している1年後の物価が低下したことでFRB米連邦準備制度理事会の利上げペースが減速するという見方も、ドル売り円買いにつながっている」とコメントしました。
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