JAXAの宇宙飛行士候補者2名決定、13年ぶりの選抜で
3月 01, 2023 20:29 Asia/Tokyo
JAXA宇宙航空研究開発機構が、13年ぶりの選抜で宇宙飛行士候補2名を決定しました。
先月28日、JAXAは約1年かけて実施してきた宇宙飛行士候補者の2021~2022年度募集・選抜の結果を発表し、諏訪理(すわ まこと)氏、米田あゆ(よねだ あゆ)氏の2名が候補者として決定したと公表しました。
同日には、候補者選抜の結果に関する記者会見が行われ、東京都出身の茨城県つくば市育ちで世界銀行の上級防災専門官である諏訪氏は、宇宙開発について「色々な国でもっと成果を感じられるようになって欲しい」とし、日本がリーダーシップを取ることに貢献したいと語りました。
一方、東京都出身の京都育ちで、日本赤十字社医療センターの外科医師である米田氏は、今後多くの人類が宇宙へ行き、滞在時間が長くなる未来に思いを馳せ、「宇宙空間で人体に何か起こったときにキャリアを生かしたい」と思いを語りました。
候補者2名は今後、4月1日付でJAXAに入社し、約2年間の基礎訓練を通じて必要となる科学・技術の知識、国際宇宙ステーション(ISS)/「きぼう」の国際宇宙探査等に係る知識や技量を修得し、それらの訓練結果の評価により、JAXA宇宙飛行士に認定される見通しです。
その後、搭乗が決定すれば、ISSでの活動をはじめ、月周回有人拠点「ゲートウェイ」や月面活動といったさまざまなミッションに参画することが予定されています。
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