「H3」の初号機打ち上げ失敗
3月 07, 2023 17:04 Asia/Tokyo
日本の新たな次世代大型ロケット「H3」の初号機打ち上げが、失敗に終わりました。
JAXA宇宙航空研究開発機構は、日本の新たな主力ロケット「H3」1号機を現地時間の7日火曜午前、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げましたが、失敗しました。
JAXAによりますと、同日午前に機体が打ち上がってから第1段と第2段が分離した後、第2段エンジンの着火が確認できず、指令破壊の信号を機体に送りました。
機体はフィリピン東方沖の海上に落下し、人的被害などは確認されていないということです。
H3は現在の主力「H2A」の後継機との位置づけで、国産大型ロケットの更新は22年ぶりとなり、低コスト化や打ち上げ能力の増強を図り、世界の衛星打ち上げ市場獲得を目指していました。
今回の件について、山川宏JAXA理事長は「多くの国民の皆さまの期待に応えられず、深くおわび申し上げる」と謝罪しました。
しかし、今後の宇宙開発への影響については「まずは原因究明に全力を挙げる」として、明言を避けました。
1号機には、災害時の被害状況把握などを行う地球観測衛星「だいち3号」が搭載されており、観測データは、災害時の被害状況の把握やハザードマップづくりなどに役立てられる予定でした。
JAXAは2022年10月の小型主力機イプシロンロケット6号機の発射にも失敗しており、相次ぐ失敗で日本の宇宙開発への影響は不可避で、大きな痛手となります。
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