日本各地で鎮魂の祈り、東日本大震災から12年
3月 11, 2023 16:10 Asia/Tokyo
東日本大震災と、東京電力福島第一原子力発電所の事故の発生から12周年を迎えた11日土曜、日本国内各地で犠牲となった人を悼む追悼式典が行われています。
NHKなど、日本の報道各社によりますと、すでに国内各地で献花や祈りの集い、墓参など追悼行事が始まっているほか、地震発生時刻の午後2時46分に合わせ、犠牲者への祈りがささげられることになっています。
また、岸田文雄首相は東日本大震災から12年となる11日、福島県を訪れ、震災で心に傷を負った子どもを支援する相馬市の施設を視察しました。
また、同日午後には福島県主催の追悼式典に出席することになっています。
日本時間の2011年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源に国内観測史上最大となるマグニチュード9・0の強い地震が発生しました。
総務省消防庁が公表した今月1日現在の最新の被害状況によりますと、死者は震災関連死を含めあわせて1万9765人、行方不明者は2553人となっています。
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で避難生活を余儀なくされている人は、今年2月の時点で3万人余りにのぼっています。