3月 13, 2023 18:17 Asia/Tokyo
  • 日本の松野博一官房長官
    日本の松野博一官房長官

日本の松野博一官房長官は13日の定例会見で、米SVBシリコンバレー銀行の破綻に関して、日本国内の金融機関に重大な影響を及ぼす可能性は高くないとの考えを示した。

松野官房長官は、SVBの経営破綻について承知していると述べ、「現在、日本の金融機関については、総じて充実した流動性と資本基盤を維持しており、現時点で今回の破綻が日本の金融システムの安定に重大な影響を及ぼす可能性は高くない」との考えを示した。

こうした上で、日本政府は、今後の国内外の経済・金融市場の動向やそれが日本の金融機関に与える影響等について注視していくとしました。

カリフォルニア州当局は10日にSVBを閉鎖しました。この銀行の総資産は2000億ドル余りで、米国における銀行の破綻としては2008年に起きた貯蓄金融機関の破綻に次ぐ2番目の規模となりました。破綻の理由について米メディアは、利上げによって価格が下落した債券の売却で損失が出て経営が悪化し、顧客からの預金の引き出しが相次いだことなどが原因だと報じています。

FDICによると、2022年の同行の累積損失は6200億ドルにのぼっていました。

 


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