震度6強の石川・珠洲市;740世帯1630人に避難指示、土砂災害の危険高まる
(last modified Sat, 06 May 2023 10:30:33 GMT )
May 06, 2023 19:30 Asia/Tokyo

石川県能登地方でマグニチュード5.9の強い地震が発生し、さらに激しい雨より土砂災害が予想されることから、同県珠洲市内の740世帯に避難指示が出されています。

日本の報道各社によりますと、5日午後2時42分ごろ、能登地方を震源とする地震があり、珠洲市正院町で震度6強を観測しました。

また市内では住宅が倒壊したり、神社の鳥居が倒れたりするなどの被害が多数確認され、1人がはしごから転落して死亡しました。

県内で震度6強を観測したのは、2007年3月の能登半島地震以来のことで、大型連休と重なり、県民や観光客でにぎわう観光地が混乱しています。

さらに震度6強を観測した石川県珠洲市では、6日土曜夜から1時間に30ミリの激しい雨が降り、大雨警報が発表される可能性が高まっています。

このため、同日午後5時5分、市内の土砂災害特別警戒区域と土砂災害警戒区域に指定されている740世帯1630人を対象に避難指示を発表しました。

避難所は、多数の公民館や小中学校などが指定されています。

因みに、この地震による津波の心配はないということです。

なお、国土地理院(茨城県つくば市)は6日土曜、今回の地震で珠洲市北部の地表が最大約20センチずれた可能性があると発表しました。

 


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