6月 14, 2023 16:38 Asia/Tokyo

阜市にある自衛隊の射撃場で、実弾射撃訓練中に自衛官候補生1人が隊員3人に向けて小銃を発砲し、2人が死亡しました。

日本の報道各社が日本の陸上自衛隊の発表として報じたところによりますと、現地時間の14日水曜午前9時ごろ、岐阜市にある陸上自衛隊の日野基本射撃場で、新隊員の教育で実弾射撃訓練が行われている際に自衛官候補生1人が3人の隊員に向けて小銃を発砲しました。

岐阜県警によりますと、死亡した2人はいずれも陸上自衛隊守山駐屯地所属の25歳と52歳の男性隊員だということです。

また、負傷者の1人同じ駐屯地の所属の25歳の男性隊員だということです。

この事件では18歳の自衛官候補生が殺人未遂の疑いでその場で逮捕され、陸上自衛隊が当時の詳しいいきさつなどを調べています。

 

岐阜・陸自射撃場での発砲事件

 

3人は病院に搬送されましたがこのうち2人が死亡し、1人がけがをしているということです。

事件を受けて陸上自衛隊トップの森下泰臣陸上幕僚長は、同日午後2時から記者会見し、殺人未遂の疑いでその場で逮捕された18歳の自衛官候補生について、隊員が身柄を拘束し、警察に引き渡したことを明らかにしました。

 

岐阜・陸自射撃場での発砲事件

 

また陸上自衛隊は全国の射撃訓練を見合わせ、原因の究明を急ぐことにしています。日本では過去1年足らずの間にこうした衝撃的な事件が相次いでいます。2022年7月には安倍晋三元首相が奈良県で遊説中に銃撃され死亡しました。

このほか、去る4月には岸田文雄現首相に対する暗殺未遂事件が発生しましたが、このときは岸田首相に向かって投げ込まれた爆発物は爆発せず、事なきを得ています。

 


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