8月 06, 2023 16:34 Asia/Tokyo

広島市で開かれている平和記念式典で、広島選出の岸田文雄首相はあいさつで「核兵器のない世界の実現に向け、引き続き積極的に取り組む」と訴えました。

日本の報道各社によりますと、岸田首相は6日日曜に行われたこの式典で、「今から七十八年前の今日、一発の原子爆弾により、十数万ともいわれる貴い命が失われました。核兵器によってもたらされた広島、長崎の惨禍は、決して繰り返してはなりません」と語りました。

続けて、去る5月の広島サミットにも触れ、「核兵器のない世界」の実現に向けた確固たる歩みを進める上で原点となるのは、被爆の実相への正確な理解です。本年5月のG7広島サミットでは、世界のリーダーたちに、被爆者の声を聞いていただき、被爆の実相や平和を願う人々の思いに直接触れていただきました」と述べています。

そして最後に、「結びに、国際平和文化都市として、見事に発展を遂げられた、ここ広島市において、我が国は、引き続き非核三原則を堅持しながら、唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界と恒久平和の実現に向けて力を尽くすことを改めてお誓い申し上げます。原子爆弾の犠牲となられた方々のご冥福と、ご遺族、被爆者の皆様、並びに、参列者、広島市民の皆様のご平安を祈念いたしまして、私の挨拶といたします」と締めくくりました。

 


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