日本の野党が、原発処理水の海洋放出決定を相次ぎ批判
(last modified Thu, 24 Aug 2023 09:01:29 GMT )
8月 24, 2023 18:01 Asia/Tokyo
  • 福島第一原発
    福島第一原発

日本政府が福島第一原発の処理水を24日木曜にも海洋に放出する方針を決定したことについて、野党側から批判が相次いでいます。

立憲民主党岡田克也幹事長は、「安全性について何か問題があるという立場には立っていない」とした上で、政府は漁業者の理解が得られていないと指摘しました。 

また、「関係者の努力によって風評被害が収まり、安全だという認識が消費者の間にも出てきた中での今回の決定は非常に懸念をしている」と述べました。 さらに、共産党の志位委員長も「『関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない』という約束を放り投げるものであって、断じて許すわけにはいかない」と政府の方針を批判しました。

東京電力は日本時間24日午後1時3分、海水移送ポンプを起動して処理水の放出を始めました。 

処理水は、海底トンネルを通じて原発の沖合1キロから放出します。初回となる今回は7800トンの処理水を17日間かけて放出する予定で、今年度はタンク約30基分の3万1200トンを、4回に分けて放出する計画です。

 


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