駐イラン日本大使が、ラスター彩制作工房を訪問
9月 06, 2023 01:18 Asia/Tokyo
日本の相川一俊駐イラン大使は、古代イランの陶芸「ラスター彩」を再現する岐阜県多治見市の幸兵衛窯を訪問しました。
在イラン日本大使館のインスタグラムによると、相川大使は7月4日、岐阜県多治見市にある幸兵衛窯を訪れました。
幸兵衛窯では、陶芸家の7代目・加藤幸兵衛さんが古代イランに伝わっていた「ラスター彩」による陶芸を行っています。
ラスター彩は、18世紀を最後にイランでは技法が途絶えてしまいましたが、先代の加藤卓男さんが復活に成功し、息子の幸兵衛さんに引き継がれました。
幸兵衛さんは2016年と2018年にイランから陶芸家を招待し、このラスター彩の技法を伝授しました。
2019年には、日本・イラン国交樹立90周年を記念して幸兵衛さんの制作したラスター彩がテヘランのレザー・アッバースィー博物館に寄贈されました。
この日、幸兵衛窯を訪れた相川大使は、陶器への絵付け体験を行ったほか、多治見市モザイクタイルミュージアムも見学し、陶器を通じた日本とイランの交流に想いを馳せました。
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