海外からもファンが訪れる浅草の人力車女子たちは大忙し、外国人も驚愕
日本で新型コロナウイルスの「水際対策」が撤廃され、外国人観光客の姿が街に戻ってくる中、浅草で人力車を引く俥夫(しゃふ)の女性たちが、外国人の間で驚きを誘っています。
この職業は男性のイメージが強いとされていますが、実は女性も活躍しており、SNSなどで知って彼女たちを目当てに訪れる観光客もいるということです。
東京の観光名所・浅草で人力車の仕事に携わる秋元優花さん(21歳)は、「高校卒業後にテーマパークに就職が決まっていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で内定取り消しとなった東京力車で人力車の仕事を始めた」と語っています。
また「確かに体力が必要な仕事ですが、私は運動経験ゼロです。研修で走り込みを頑張って体力をつけました。女性俥夫の強みは、小さいお子さんの受けがいいことですかね。人力車のお兄さんはガツガツくるイメージがあってちょっと怖いのか(笑)、『お姉さんがいい』という子どもも多いんです」と述べました。
そして、「女性のお客さまも女性俥夫を希望される方もいますね。また熱心な男性客のリピーターも多くて、全国各地から毎週末に上京して人力車に乗りにくる常連客もいらっしゃいます」とコメントしました。
また最後に、「男性も女性も、俥夫全員がそれぞれ魅力的な個性の持ち主です。人力車に乗らなくても、道案内やおすすめスポットのご紹介もOKなので、浅草に来た際にはぜひ気軽に声を掛けてくださいね!」と締めくくりました。
東京力車女子部では、元気はつらつと浅草を駆ける様子をInstagramやTikTokでも発信しており、SNSを見て「働きたい」と門戸を叩く女性も多いということです。
さらに、YouTubeを見て「人力車に乗ってみたい」と日本を訪れる外国人もいるといわれ、女性俥夫の今後の活躍が益々期待されます。