11月 05, 2023 15:24 Asia/Tokyo

フィリピンとマレーシアを歴訪している岸田首相は4日、日本の首相として初めてフィリピン議会で演説し、中国を念頭に日米比3カ国の安保協力の強化を呼びかけました。

朝日新聞によると、首相はこの演説で、「法の支配に基づく秩序が重大な危機にさらされている」として「同盟国・同志国の重層的な協力が必要だ」と述べました。その上で、「日本は引き続きフィリピンの安保能力強化に寄与し、地域の平和と安定に協力していく」としました。

首相は前日3日のマルコス大統領との会談でも、日本の「政府安全保障能力強化支援」(OSA)の枠組みでフィリピンに沿岸監視レーダーを提供することを表明しました。

フィリピンでは昨年6月、ドゥテルテ大統領に代わり、マルコス大統領が就任しました。マルコス大統領は、ドゥテルテ氏の親中路線を親米路線に改め、国内の米軍の駐留拡大を決定したほか、南シナ海における中国艦船との衝突をめぐっても米国とともに中国を非難しています。

 


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