韓国外相が、従軍慰安婦問題をめぐる日本との合意について謝罪
12月 27, 2017 21:00 Asia/Tokyo
韓国のカン・ギョンファ外務大臣が、従軍慰安婦問題をめぐる日本との合意について謝罪しました。
ロイター通信が韓国・ソウルから伝えたところによりますと、カン・ギョンファ外相は27日水曜、「2015年に日本と韓国の間で成立した、従軍慰安婦問題をめぐる合意はよい合意ではなく、犠牲者の要求を実現できていない」と語っています。
また、声明を発表し、「犠牲者やその家族、これらの人々を支援する民間のコミュニティ、そしてその他の全ての人々の感情を傷つけたこと、そして日本とのこの合意が人権問題の犠牲者の苦しみを反映できていないことについて謝罪する」と述べました。
韓国のパク・クネ前大統領と日本の安倍首相との間で締結されたこの合意によれば、日本は犠牲者に謝罪すると共に、10億円即ち880万ドルを彼らの支援のために拠出することになっていました。
韓国のムンジェイン大統領は、韓国国民はこの合意を受け入れないとしています。
これまでに行われた調査では、この合意ではそもそも、日本からの法的な賠償金の支払いを受けるという、犠牲者の要求が保証されていません。
日本政府は、犠牲者への賠償金の支払い問題は、1965年における韓国との合意により解決済みであると主張しています。
こうした中、日本の菅官房長官は、「日韓両政府は、この合意を承認しており、その内容を白紙に戻すことはできない」とし、韓国に対しこの合意の内容の完全な遵守を求めています。
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