富士山にイスラム教徒用の礼拝所が開設、ハラール食も提供
3月 27, 2019 19:37 Asia/Tokyo
イスラム教徒の観光客の誘致を目的に、富士山世界遺産センターが富士山に礼拝所を設け、イスラム教徒が飲食できるハラール食材を使ったメニューも提供しています。
富士山世界遺産センターはこれについて、「礼拝所の開設によって、富士山がイスラム教徒の観光客の人気を集める上での助けとなると考えている。観光客らは、センターの開館時間内であれば、無料で自由にこの礼拝所を使用できる」と語りました。
この礼拝所は当初、登山客の救急時の救護室として設けられましたが、その後礼拝時沐浴のための水道、礼拝用マット、礼拝の方向・キブラを示すコンパスなど、礼拝に必要な便宜がさらに追加されたということです。
また、富士山の山梨県側に位置する鳴沢村の冬季宿泊施設も、昨年礼拝スペースを設けたということです。
これらの取り組みは、イスラム教徒の観光客を迎える環境づくりの一環とされ、一部のレストランもハラール食品を使った料理をメニューに追加しています。
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