来年の日本の防衛予算、過去最高の5兆3000億円に
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F2戦闘機
日経新聞が7日土曜、「政府は2020年度当初予算案の防衛関係費(米軍再編経費を含む)を過去最高の5兆3000億円規模とする方向で最終調整に入った」と報じました。
日経新聞はさらに、日本主導で開発を目指す「将来戦闘機」について初めて開発費を計上し、100億円超とする予定だと報じています。
日本政府は、2030年代半ばから退役するF2戦闘機の後継の次期戦闘機を巡り、20年夏までに開発計画を固める方針です。しかし、航続距離など次期戦闘機に必要な性能がまだ詰まっておらず、今夏に締め切る20年度予算案の概算要求に開発費を盛り込むのは難しい、との判断を下しています。
また、21年度から開発に着手し、技術試験や量産を経て35年度末からの部隊配備をめざす、としています。
防衛省は12月下旬に閣議決定する2020年度予算案に「将来戦闘機」の開発費を計上するため、最終段階の作業に入っています。
過去数年における日本の軍事予算は、毎年1%をわずかに上回る割合で増加しています。また、軍事費は国家予算全体の5パーセント以上を占めています。
スウェーデン・ストックホルムにある国際平和研究所の報告によりますと、昨年の世界各国の防衛予算の内訳は米国が6100億ドルで1位、2位は中国で2280億ドルでした。
さらに、この統計では3位がサウジアラビアで694億ドル、4位がロシアで663億ドル、5位はインドで639億ドル、6位がフランスで578億ドルとなっています。
また、この統計によれば日本の防衛予算は470億ドルで7位、8位が韓国で420億ドルとなっています。
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