終戦の日 4閣僚が靖国神社を参拝 安倍政権で最多
8月 15, 2020 17:02 Asia/Tokyo
小泉進次郎環境相、高市早苗総務相ら4閣僚が15日土曜、東京・九段北にある靖国神社を個別に参拝しました。
共同通信によりますと、終戦の日の閣僚参拝は平成28年以来4年ぶりで、4人の参拝は安倍政権で最多です。
安倍晋三首相は、自民党総裁として玉串料を私費で奉納しており、13年から8年連続で同じ対応を取っています。また、参拝は見送りました。
靖国神社には、極東国際軍事裁判(東京裁判)のA級戦犯が合祀されており、首相が13年12月に参拝した際には中国と韓国が非難した経緯があります。
今回の4閣僚の参拝には、覇権主義的な動きを強める中国に対し、自民党内で反発が出ていることなどが背景にありそうです。
参拝したのは小泉、高市両氏のほか、萩生田光一文部科学相と衛藤晟一沖縄北方担当相でした。
また、韓国ヨンハプ通信によりますと、韓国外交部は15日に報道官論評を発表し、日本で終戦の日を迎え閣僚4人がA級戦犯が合祀されている靖国神社を参拝し、玉串料を奉納したことについて、深い失望と憂慮を表明しました。
論評は、靖国神社が「日本の過去の侵略戦争を美化し戦争犯罪者を合祀している」とした上で、「日本の責任を担う指導者たちが歴史を直視しながら過去の歴史に対する謙虚な省察と反省を実際に行動で示してこそ未来志向的な韓日関係を構築し、ひいては周辺国と国際社会から信頼を得ることができる」と指摘しました。
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