鹿児島・西之表市長が、在日米軍訓練施設の受け入れに反対表明
10月 07, 2020 14:53 Asia/Tokyo
防衛省が在日米軍の空母艦載機訓練の移転先としている鹿児島県・馬毛島(まげしま)の買収問題をめぐり、地元の西之表市長が会見し、「訓練施設の設置によって失うもののほうが大きい」として、この計画への反対を表明しました。
NHKによりますと、馬毛島は大隅諸島の1つで、防衛省が在日アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練=FCLPの移転先として、この島での自衛隊施設の建設を計画しています。
これについて、地元・西之表市の八板市長は7日木曜、記者会見し「訓練施設の設置によって失うもののほうが大きく、防衛省の説明でも、不明点は払拭されていないため同意できないとの判断に至った」と述べ、国の計画への反対を示しています。
一方、この計画に先立って防衛省が予定している馬毛島周辺海域でのボーリング調査については、地元の漁協が先月、受け入れを表明しています。
防衛省が調査を行うには、市長の意見書を添えて県に申請し許可を受ける必要があり、今後の塩田 康一(しおた こういち)鹿児島県知事の判断内容が注目されます。
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