旧タカタ、シートベルトの品質不正問題 過去20年分のデータ調査 JSSJが報告
(last modified Wed, 14 Oct 2020 12:23:40 GMT )
10月 14, 2020 21:23 Asia/Tokyo
  • タカタ 経営破綻後にJSSJが主要事業を引き継いだが
    タカタ 経営破綻後にJSSJが主要事業を引き継いだが

経営破綻したタカタの主要事業を引き継いだジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン(JSSJ・東京都品川区)は14日水曜、同社の彦根製造所(滋賀県彦根市)で製造されたシートベルトの品質不正が報じられた問題について、報告しました。

ロイター通信が14日、東京から伝えたところによりますと、同社は過去20年分のデータを収集し、調査していると発表しており、「原因を究明するとともに適切な対応策を実施していく」としています。

彦根製造所で製造したシートベルトに関しては、強度不足の製品のデータを改ざんし、出荷していたと報じられました。

国土交通省でも、同製品を使用している自動車メーカーによるリコール(回収・無償修理)の可能性を視野に入れて、調査を行っているということです。

JSSJは「製品の安全性と品質を最優先に考えており、非常に真摯に受け止めている」とし、供給先への連絡や当局への報告を行ったということで、現時点では、調査対象期間における対象製品の不具合は確認されていないとしました。

同社は、エアバックの異常破裂問題で2017年に経営破綻したタカタから事業を引き継いでおり、シートベルトについては、日本でトップシェアとなっています。

 

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