岡田恵美子氏、「イランはペルシャ詩・文学の揺籃の地」
日本の著名なペルシャ文学者の岡田恵美子・東京外国語大学名誉教授が「イランは世界の詩文学の揺籃の地である」とし、「イラン人は日本人とは異なり、詩の朗吟やそれに関する習慣を大切にしている」と語りました。
イルナー通信によりますと、岡田名誉教授は18日日曜、イラン抒情詩人ハーフェズを記念し、ビデオ形式で東京にて行われた式典において、「偉大な詩人、特にハーフェズの詩を読んで暗記することは、世界のどの国にも見られないイラン人の日常生活の一部である」と述べています。
岡田氏は、イランで自身が受けた教育、そしてイランの人々と国に対する自らの大きな関心に言及し、「通常、ハーフェズのディバン(詩集)はイラン人の家にあって、彼の詩と文学はさまざまな儀式で使用される」と付け加えました。
岡田氏はさらに、ハーフェズの詩のいくつかを参照して、次のように述べました。
「ハーフェズの詩の意味は非常に深く、外観と内部があり、モノイセズム(一神教)がハーフェズの詩に描かれている」
岡田氏は過去50年間、日本にイランの文学を紹介する上で重要な役割を果たしてきた最も著名なペルシャ文学者で、
ニザーミー『ホスローとシーリーン』(平凡社東洋文庫)、ニザーミー『ライラとマジュヌーン』(平凡社東洋文庫)、
F.A.グルガーニー『ヴィースとラーミーン ペルシアの恋の物語』(平凡社)などの翻訳に加え、
近著に「言葉の国 イランと私 世界一お喋り上手な人たち」(平凡社)があります。
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