2月 17, 2021 20:20 Asia/Tokyo

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会では、先日辞任を表明した森会長の後任候補を選ぶ「候補者検討委員会」を招集し、後任の会長候補を橋本聖子オリンピック・パラリンピック担当大臣に一本化し就任を要請する方向で調整を進めています。

NHKが報じたところによりますと、森組織委員会会長が女性蔑視と取れる発言の責任を取り、今月12日に辞任する考えを表明したことで、組織委員会は後任の会長候補を選ぶためにアスリートを中心とした8人のメンバーによる「候補者検討委員会」を設置し、16日と17日の2日間、会合を開いて後任の会長候補の選考を進めていました。

その結果、17日に都内ホテルで約2時間にわたり非公開で行われた会合の中で、候補者を橋本五輪担当大臣に一本化し、就任を要請する方向で調整を進めていることが分かりました。

本人が引き受けるかどうかの意向の確認は今後行うということです。

橋本五輪相が会長への就任要請を引き受ければ、組織委員会は必要な手続きを経て、今週中にも理事会を開いて正式に新しい会長を選出する方針です。

加藤勝信官房長官は17日午後の会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会の「候補者検討委員会」が、新たな会長候補を橋本聖子五輪担当相に一本化し就任を要請する方向で調整を進めているとの報道があったことに対し、政府として承知していないとの見解を示しました。

加藤官房長官は「報道は承知しているが、(同組織委は)政府とは独立した公益財団法人であり、(会長人事は)独自に判断されると考える。また、会長人事はそのプロセスの途中であり、詳細は承知していない」と述べました。

また、政府として同組織委に意見を出したのか、との質問にも「政府は人事について、具体的なことを申し上げる立場にない」と説明しました。

五輪組織委の検討委は同日2回目の会合を開き、複数の具体的な候補者について議論したことを公表し、18日にも会合を開くとしています。

後任候補者として報道で名前を挙げられた橋本担当相は、衆院予算委員会に出席後、記者団からの問いかけには一切答えませんでした。

 

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