菅首相、緊急宣言再延長重ねて謝罪　違法接待原因には答えず

菅義偉首相は１０日の参院本会議で、新型コロナウイルス緊急事態宣言を４都県で再延長した対応を重ねて謝罪しました。

共同通信によりますと、菅首相は「結果的に解除できなかったことは大変申し訳ない思いだ」と述べ、２週間で解除できるよう対策を徹底するとしました。しかし、総務省幹部の違法接待をはじめ政権不祥事が相次ぐ原因についての問いに対しては「行政に対する信頼を損なう事態になったことは深く反省すべきだ」と答弁し、明確な回答を避けました。

立憲民主党の牧山弘恵氏は、２１日までの宣言再延長で国民の期待を裏切ったと追及し、コロナ禍を乗り越えるため、野党の意見も取り入れるよう求めましたが、首相は「意見を聞き難題を解決する姿勢が重要」と答えました。

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