根岸英一さんが死去 2010年にノーベル化学賞受賞
6月 12, 2021 20:06 Asia/Tokyo
2010年にノーベル化学賞を受賞した根岸英一さんが死亡したことを、名誉教授を務めていた米パデュー大学が発表しました。
日本の各メディアが伝えたところによりますと、85歳で亡くなった根岸さんは、合成することが難しかった構造が異なる有機化合物どうしを結び付ける「クロスカップリング」と呼ばれる反応の研究に取り組み、独自の化学合成の手法を発見して、2010年に北海道大学名誉教授の鈴木章さん(90)らとともに、ノーベル化学賞を受賞しました。
根岸さんは受賞後、米国に拠点を移して研究を続けていました。
時事通信によれば、パデュー大学のミッチ・ダニエルズ学長は10日の声明で、根岸さんについて「世界を変えた彼の発見とパデュー大教授として彼が(周囲の)人生に触れ、影響を与えたことに感謝する」と述べました。
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