6月 17, 2021 16:32 Asia/Tokyo

東京都内の踏み切りで立ち往生したトラックを2人のイラン人が救出し、電車との衝突という大事故を未然に防いだ勇気ある行為が、日本のメディアで大きく報道されています。

IRIB通信が東京から報じたところによりますと、今月12日午後7時頃、東京福生市の住宅街でイラン人の男性2人、モハンマド・ザマーニーさんと、ジャーバリー・ベルズファハドさんが買い物のため車を運転していた際、信号が点滅している踏切で、トラックに踏切の棒が引っかかり、立ち往生していたのに気づき、即座に車から降りて、駆けつけた他の日本人と4人でトラックを踏み切りの外に押し出しました。

この後すぐに、既に近づいていた列車が猛スピードで踏み切りを通過し、間一髪で大事故が未然に阻止された形となりました。

この2人のイラン人のお手柄は、「決死の救出劇」として日本のメディアで大きく報じられています。

日本のテレビ局の話では、日本人ならこのような行動には出なかっただろうとされています。

日本テレビのインタビューに対し、2人のイラン人の1人は「あわや大きな事故になりかねなかったとし、自分の身を危険にさらす決死の救出劇を演じるも、「ヒトとして当たり前のことをしただけ」と笑顔で語っていました。

また、ジャバーリー・ベルズファハドさんも「私もトラックの中にいたら、誰かに『助けて』と叫んでいたかもしれない。お互いさま。みんなでやり合えば、もうちょっと心強く優しく生きていけるのではないかと思う」とコメントしています。

 

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