世界反ドーピング機関、「ROCに五輪ルール違反なし」
7月 31, 2021 19:44 Asia/Tokyo
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東京五輪とロシアの国旗
世界反ドーピング機関(WADA)は、東京五輪のロシア勢「ROC(ロシア・オリンピック委員会)」について、深刻なルール違反はないと認識しています。
これは、国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報部長が記者会見で発表しました。
ロシアはドーピング問題で2022年12月まで主要な国際大会から除外されており、「ROC」としてドーピング違反歴のない選手のみ、五輪参加が認められています。
アダムス氏は、「WADA事務局長は、スポーツ仲裁裁判所が決めた全てのルールが守られていると認識している。IOCはルールが守られていることを確認するために全力を尽くしている」と明らかにしました。
その一方でアダムス氏は、テレビのコメンテーターやジャーナリストがロシア代表チームという形で言及したり、ロシア連邦のシンボルが入ったTシャツの着用などといった小さな違反行為までも、IOCがすべて把握することはできないとしています。同氏は、IOCは、選手や代表団のルールの遵守のみ責任を負うことができ、オリンピックで全てのロシア人に対し責任を負っているわけではないと説明しています。
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