大坂なおみ選手、全仏棄権時の心情を振り返る
8月 29, 2021 19:20 Asia/Tokyo
女子テニスの大坂なおみ選手は27日金曜、全米オープンの開幕を前にニューヨークで記者会見し、6月の全仏オープンを棄権した当時の経緯や心情について語りました。
大坂選手は、全仏オープン開幕前の5月27日、精神状態が不安定なことを理由に、試合後の記者会見を行わないことを表明。実際、1回戦後の記者会見に応じなかったため、主催者側から罰金処分を受け、その後大会を棄権しました。
27日の会見で大坂選手は、当時を振り返り、「正直に言って、私があの時点でやり方を間違えたことはたくさんあると感じる」と語りました。
自分は後先を考えないタイプだとも語り、「感じたことは何でも言葉や行動にする。それは必ずしも悪いことではないと思う」とコメント。
一方で「もっとうまくやれるように学んだこともたくさんある。もちろん、同じ状況がまた起きるとは思わない」「もう少しよく考えるようにするとか。当時はどんな大ごとになるか分かっていなかった」と話しました。
大坂選手の全仏棄権は、アスリートの精神面での健康状態に人々の関心が集まる契機となり、実際に多くのファンやスポンサーが大坂選手の決断に理解を示しました。
全米オープンは30日に開幕。大坂選手は女子シングルスで2連覇を目指します。
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