海上自衛隊と米豪印の海軍ベンガル湾で共同訓練開始
10月 13, 2021 16:52 Asia/Tokyo
日本の海上自衛隊とアメリカ、インド、オーストラリアの海軍による共同訓練「マラバール」が、ベンガル湾で開始されました。
日本の報道各社が13日水曜、報じたところによりますと、この共同訓練には中国を念頭にした4か国の安全保障面での連携を確認するねらいがあるとみられます。
木原官房副長官は同日午前、記者会見し、今回の共同訓練に関して「民主主義や法の支配といった基本的価値観を共有する、日米印豪『クアッド』4か国が緊密に連携していくということで『自由で開かれたインド太平洋』の維持・強化を進めていくうえで、極めて重要なものだ。訓練で、結束をさらに深めていきたいし、深められると承知している」と述べました。
アメリカ国防総省のカービー報道官も12日火曜、記者会見で、日本の海上自衛隊とアメリカ、インド、オーストラリアの海軍による共同訓練、「マラバール」を開始したことを明らかにし、「同盟国などとの結束を強化したい」と強調したということです。
なお、アメリカで先月、初めてのこの4カ国による対面式首脳会合が開かれましたが、中国への過度な刺激を望まないと見られるインドに配慮し安全保障分野での協力をアピールする姿勢は抑えるなど、参加国の間の温度差も指摘されています。
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