仏が普天間基地に哨戒機を派遣、 北朝鮮船舶の “瀬取り” 監視目的で
10月 19, 2021 19:38 Asia/Tokyo
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普天間基地
フランス海軍の哨戒機がこのほど普天間基地に派遣され、来月上旬まで北朝鮮の船舶による「瀬取り」を警戒監視する予定です。
NHKが防衛省の発表として報じたところによりますと、アメリカ軍普天間基地に新たに派遣されたのは、フランス海軍の哨戒機1機です。
今回の派遣は2019年に続き2回目となり、派遣期間は来月上旬までで、北朝鮮の船舶が海の上で外国の船舶と物資を積み替えるいわゆる「瀬取り」を含む国連の安保理決議で禁止された違法な海上での活動を警戒・監視することが目的とされています。
フランス軍の普天間基地の利用は、現在は休戦中の朝鮮戦争に伴って昭和29年に日本と国連との間で結ばれた国連軍地位協定に基づくものです。
一方で、嘉手納基地にもカナダ軍の哨戒機1機が来月中旬までの期間、派遣されていてフランス軍機と同様に北朝鮮の警戒監視活動を実施中です。
カナダ軍機による警戒監視活動は、2018年以来6度目となります。
政府は、国連安保理決議に従い、北朝鮮の大量破壊兵器や弾道ミサイルの廃棄実現に向けて国際社会が一致団結するため、こうした取り組みを歓迎するとしていて、防衛省・自衛隊も各国と緊密に連携して取り組む意向を示しています。
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