11月 01, 2021 16:01 Asia/Tokyo

日本で第49回衆院選の投票が終了し、与野党がそれぞれの反応を示しています。

NHKによりますと、岸田首相は1日月曜午前、「政権選択選挙で与党で過半数を獲得できた。この選挙において、大変大きなことだと思う。これからの政権運営や国会運営にしっかりと生かしていきたい」と述べました。

また1日午前に開かれた自民党の臨時役員会において、今回の選挙結果について「選挙で明確な民意を受けたので、訴えた政策や公約をしっかり実現し、来年の参議院選挙を戦い抜いて行きたい」と述べ、公約の実現を通じて、来年の参議院選挙の勝利を目指す考えを強調しています。

松野官房長官は同日午前、「衆議院選挙は政権選択選挙であり、自民党・公明党の連立与党で過半数の議席をいただいた中で今般の選挙で国民の皆さまからいただいた声や民意をしっかりと受けとめ今後の政策に生かしていくべく、政権運営に努めていきたい」としました。

自民党の遠藤選挙対策委員長は、「正直、絶対安定多数の議席まで単独で取れるとは思っていなかったのでうれしい。岸田総理大臣の誠実さや安定感に加え、総裁選挙での議論を通じて、自民党には多様な意見があると多くの国民に知ってもらえたことが勝因だ」とする一方、甘利幹事長ら、ベテラン議員が小選挙区で敗北したことについて「それぞれの選挙区の事情があり最大の努力をした上での結果なので残念だ」と述べました。

立憲民主党は定数の過半数を超える240人の候補者を擁立して臨み、政権交代を目指しましたが、結果は選挙前の109議席を下回る96議席にとどまりました。

これについて同党の枝野代表は、「かなり頑張って僅差まで迫ってくれた選挙区が多かった一方、競り勝てずに結果的に議席を減らしてしまい残念で、申し訳なく思っている」と述べました。

国民民主党の玉木代表は、「躍進できた。新型コロナで混迷する政治の中で、具体的な解決策を有権者の多くが求め、それに応える公約を提示して選挙戦を展開できたことが、今回の結果を導く要因になった。こうした路線をしっかりと貫いてぶれずに筋を通して戦っていきたい」とし、今後立憲民主党と合流する可能性については「今は、まだ全く考えていない」と語っています。

社民党の福島党首は、「前回の衆院選よりも党の得票数を増やすことができ、次の参院選に向けた一歩を踏み出すことができた。一方、日本維新の会の躍進で、新自由主義や憲法改正の動きが強まるという危機感を持っている。平和や社会民主主義という観点からもっと心に届くような動きを社民党としてやっていきたい」とコメントしました。

 

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