日本各地で89年ぶりの月食が観測、今回はほぼ皆既月食
(last modified Sat, 20 Nov 2021 07:53:35 GMT )
11月 20, 2021 16:53 Asia/Tokyo

日本の国内各地で、地球の影に覆われて月が欠けたように見える「月食」が見られ、ほとんどが隠れた月が観察されました。

日本の報道各社によりますと、今回の月食は現地時間の19日金曜16時18分ごろから始まり、部分月食ではあるものの、月の直径の97.8%までが影に入り込むため、皆既月食に近い現象となっています。

また18時3分頃には食が最大となり、月の大部分が影に入ったことから、影の部分が赤く見られました。

なお、次回に日本全国で食の最大が観測できるのは65年後の2086年11月21日だということです。

NHKによりますと、東京・渋谷区にある高さおよそ230メートルある展望施設の屋上では、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いていることから観察会が開かれ、大勢の人が望遠鏡で観察したり、カメラで撮影したりしていました。

訪れた7歳の男の子は今回の「天体ショー」に「初めて望遠鏡で月を見ました。とてもきれいな赤い色をしていました」と語り、また40代の女性は「これまでも月食を観察してきましたが、きょうは雲の間からきれいに見えました。月の姿が神秘的でした」とコメントしています。

 

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